潮御崎神社(しおのみさきじんじゃ):Shiono-misaki-jinja Shrine
撮影:令和3年11月3日
【社格等】
- 旧社格=村社
【祭神】
<主祭神>- 少彦名命(すくなひこなのみこと)
- 金山彦命(かなやまひこのみこと)
- 高皇産霊神(たかみむすびのみこと)
- 天照大神(あまてらすおおかみ)
- 大国主命(おおくにぬしのみこと)
- 猿田彦命(さるたひこのみこと)
【ご利益】
本州最南端の式内社・潮崎本之宮神社からさらに南西3.5km。おそらく当社(厳密にいえば、境内にある金刀比羅神社・令和式調べ)が本州最南端の神社であろう。
創建は西暦98年。御崎の「静之窟」(志津の窟=しずのいわや)にスクナヒコナが祀られたことに始まり、のち「静之峯」(現在地)に遷座されたという。
さらに871年から、明治の灯台建設によって再移転するまでの間、「潮見の端」(現・潮岬灯台)の場所に鎮座していたらしい。
祭神のスクナヒコナについては、日本書紀において熊野の御崎から常世国に渡ったと記されており、当社はその聖地として扱われているようだ。(熊野=出雲説もある)
海上安全、豊漁祈願の神社として、戦前までは周辺漁業関係者の会合なども行われていたらしい。
次の記事で志津の窟(しずのいわや)も紹介します。
【公式ホームページ】
なし*参考:和歌山県神社庁
【所在地】
〒649-3502 和歌山県東牟婁郡串本町潮岬2881- 駐車場:有(有料)
- 社務所:無
- 御朱印:無
【写真】
左の門が灯台(旧社地)、右折すると神社参道。
一度下って、その先を登る。
城のような立派な石垣。台風対策と見られる。
参道突き当り、右は神社、左は「潮岬の鯨山見」。
鯨山見という古式捕鯨の指令が行われたようだ。
戻って拝殿。
金刀比羅神社。恐らく本州最南端の神社。
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