野間神社(のまじんじゃ):Nomajinja-Shrine
旧社名:布留大明神(ふるだいみょうじん)
撮影:令和3年7月17日
【社格等】
- 延喜式内社
- 旧社格=郷社
【祭神】
- 饒速日命(にぎはやひのみこと)
- 宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)
- 菅原道真(すがわらのみちざね)
- 草野姫命(かやのひめのみこと)
- 野見宿祢(のみのすくね)
【ご利益】
創建は605年、推古天皇の勅命により、大和国の布留神廟(石上神宮)から勾玉のご神体を奉遷したとされるが、別の資料には1054年に遷座との記録が残っているらしい。いずれにしても大和からの分霊と見られており、遷座の際に通った道を布留道と呼ぶ。
野間という社名から、当地に蟠踞していた野間氏の氏神であった可能性が指摘されている。
野間氏は、物部氏と関係の深い士族で、大和・石上神宮も物部氏が祀っていたものである。また、ご神体の勾玉は、物部氏の祖神である饒速日が首に懸けていたものだと言う。
祭神にある野見宿祢は、土師氏の祖先となる人物で、日本書紀で、能勢から朝廷に土器を納入していたと記述されていることから、当社に祀られたものとみられる。
このほか、地名の「地黄」は、大和からの遷座に合わせて当地にやって来た人々が地黄という薬草を栽培したことから来ており、朝廷にも献上されていたようだ。
「朝廷に色々と献上していた地域」と言えるのだろうか。
【公式ホームページ】
なし*参考:大阪府神社庁
【所在地】
〒563-0121 大阪府豊能郡能勢町地黄399- 駐車場:有
- 社務所:無人
- 御朱印:無
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