神の名前と一緒に検索されている言葉を調べると、新しい発見があるかもしれない。
世の人々が神の名前を何と紐付けているのかを知るため、「神話SS」に登場する神々の名前と、検索結果に表示された関連ワードを調べてみました。

▼参考:SSに登場する神々の一覧

今日のテーマは、「オオトシノカミ×〇〇」です。

大国主

  • オオトシノカミはスサノオとカムオオイチヒメ(※スサノオの正妻として有名なクシナダヒメはオオヤマツミの孫である一方、カムオオイチヒメはオオヤマツミの娘である)の御子で、「お稲荷さん」として有名なウカノミタマの兄に当たる。お正月に各家庭に回って来てくれるのがこの神様。古事記では特にエピソードは語られておらず、国造り編の最後で唐突に系譜だけが説明されている。
  • オオトシは妻のイノヒメ(※カムイクスビの娘)との間にオオクニミタマ(大国御魂神)という御子を儲けている。オオクニヌシは別名オオクニタマ(大国魂神)とも言い、オオクニミタマと類似することから、オオクニヌシをオオトシの御子であるとの見方もあるのであろうか?
  • なお、オオトシとイノヒメの間には他にカラ、ソホリ、シラヒ、ヒジリという御子がいる。別途、カグヨヒメとの間にオオカグヤマトミとミトシ、アマチカルミヅヒメとの間にオキツヒコ、オキツヒメ(オオヘヒメとも)、オオヤマクイ(ヤマスエノオオヌシとも)、ニワツヒ、アスハ、ハヒキ、カグヤマトミ、ハヤマト、ニワノタカツヒ、オオツチ(ツチノミオヤとも)という御子を儲けている。子だくさん。

姫路

  • 兵庫県姫路市東延末1-128に「大年神社」があり、主祭神として大年神が祀られている。
  • 兵庫県姫路市北平野529-1にも「大年神社」があり、主祭神として大年神が祀られている。
  • 兵庫県姫路市八代宮前町19-27には「八代大歳神社」があり、やはり主祭神として大年神が祀られている。
  • 「姫路」で検索した方々のお目当てがどの神社なのかはわからないが、とりあえずいつかうちの管理人さんも姫路市内で大年神を祀っている神社を参拝して、ブログに写真を掲載してくれれればと思う。(他人事)

ニギハヤヒ

  • ニギハヤヒは、古事記では神武東征の最後に登場してカムヤマトイワレビコに服従する天津神である。イワレビコに対して「天津神の御子が葦原の中つ国に降りたと聞いて自分も降りて来た」と説明していることから、ニニギのストーカーかもしれない。とは言え、古事記以外の文献では異なる説明がされており、実態が掴みがたく謎の多い神となっている。
  • 記紀ではニギハヤヒの出自は明らかにされていないが、『竹内文書(たけのうちもんじょ)』という文献では、ニギハヤヒはオオトシと同一神として扱われている模様。ただし、『竹内文書』は一般に偽書とされているため、眉唾である。とは言え、ニギハヤヒが謎の多い神であることは事実であり、何が真実かはわからないため、いろいろな妄想をしてロマンを感じるのは個人の自由であると言えるだろう。


登場した神々の名は。

  • スサノオ(須佐之男命/素戔嗚尊)
  • カムオオイチヒメ(神大市比売)
  • クシナダヒメ(櫛名田比売/奇稲田姫)
  • オオヤマツミ(大山津見神/大山祇神)
  • ウカノミタマ(宇迦之御魂神/倉稲魂命)
  • オオクニヌシ(大国主神)
  • イノヒメ(伊怒比売)
  • カムイクスビ(神活須毘神)
  • オオクニミタマ(大国御魂神)
  • カラ(韓神)
  • ソホリ(曾富理神)
  • シラヒ(白日神)
  • ヒジリ(聖神)
  • カグヨヒメ(香用比売)
  • オオカグヤマトミ(大香山戸臣神)
  • ミトシ(御年神)
  • アマチカルミヅヒメ(天知迦流美豆比売)
  • オキツヒコ(奥津日子神)
  • オキツヒメ/オオヘヒメ(奥津比売命/大戸比売神)
  • オオヤマクイ/ヤマスエノオオヌシ(大山咋神/山末之大主神)
  • ニワツヒ(庭津日神)
  • アスハ(阿須波神)
  • ハヒキ(波比岐神)
  • カグヤマトミ(香山戸臣神)
  • ハヤマト(羽山戸神)
  • ニワノタカツヒ(庭高津日神)
  • オオツチ/ツチノミオヤ(大土神/土之御祖神)
  • ニギハヤヒ(邇藝速日命/饒速日命)


大年神は子だくさんで、羅列するだけでも一苦労です……。
興味が湧いたら、神話SSを読みつつ、神々の名前で検索してみてはいかがでしょうか。